エンジン フジテレビ 木村拓哉主演 キャプチャー画像 4話

エンジン フジテレビ 木村拓哉主演 キャプチャー画像 4話




第一話「13番目の子供現る」(草間周平エピソード)
第二話「0からの始動」(星野美冴エピソード)
第三話「人生賭けた日」(平山盛男エピソード)
第四話「ちいさな告白」(金村俊太エピソード)
第五話「僕と君の秘密」(園部徹・葵エピソード)

ファン離れが加速するキムタクの無自覚
●チンピラ口調

“キムタク神話”に崩壊の兆しである。

 木村拓哉(32)主演の月9ドラマ「エンジン」(フジテレビ)の世帯視聴率が苦戦している。

 初回は25.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)で4月ドラマのトップをマークしたが、2回目は22.5%、3回目は19.6%まで急落。キムタク主演のドラマとしては3年ぶりに20%台を割るという緊急事態になった。9日放送の4回目は23.1%まで持ち直したが、かつて30%が当たり前だった“視聴率男”にしては寂しい数字である。

 このドラマでのキムタクは所属チームをクビになったレーシングドライバーという設定で、仕方なく児童養護施設を経営する実家に戻り、子供たちと触れ合う姿を描いている。

 なぜ、視聴率が伸び悩んでいるのか。ドラマの内容が地味だという声もあるが、一番の問題は「どけよ!」「ウゼーんだよ」といったキムタクの“チンピラ口調”という指摘がある。

「今回のドラマでは施設の子供たちとのヒューマンな部分が描かれています。それだけに、粗野なキャラクターや乱暴なタメ口が浮いている。しかも、彼は自分の“キムタク節”に自信を持っていてワンパターンの演技しかできない。それが視聴者に飽きられてきていることに気がつかないと、今後も数字は落ちる一方でしょう」(放送評論家の松尾羊一氏)

●飽きられて…

 キムタクは台本のセリフを自分の好きな言い回しに変えてもいいという特権を与えられている数少ないタレントで、セリフを“キムタク風”にアレンジしている。過去のドラマでは「ぶっちゃけ」「メイビー」といった決めゼリフを得意げに使ってきた。しかし、そういうガキっぽさが飽きられているのだ。制作関係者の間でも、「ああいう若者言葉がどうしても気になるんだよなあ」という声が上がっているほどだ。

 19.6%の3回目の週にはジャニーズの後輩・滝沢秀明が主演するNHK大河ドラマ義経」にあと少しで負けるところだった。

 ガキみたいな口の利き方でヘボな演技ではファンは離れるだけだ。
kimj