とくダネ!ペプシのガンダムおまけは懸賞品と注意 画像

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ペプシガンダムおまけは懸賞品と注意

 サントリー大阪市)の清涼飲料水「ペプシツイスト」などにおまけとしてついている人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクター模型をめぐり、公正取引委員会が同社に対し、「懸賞品」としての制限を超えており景品表示法(過大景品)に違反する恐れがあると注意していたことが26日、分かった。

 サントリーは2003年9月、ボトル缶入り飲料水1本に全部で32種類ある模型のうち1種類をつけて販売。おまけがすべての商品についている場合は通常「景品」とされるが、この模型は中が見えない袋に入っており、どの種類か分からないため、全種類を集めるのは運に左右されることから公取委は懸賞品に当たると判断した。

 景品表示法は、懸賞品に関し(1)合計金額が懸賞品を扱う期間中の商品売上額の2%以下(2)商品の価格の20倍を超えない―などとの制限を設けている。

 今回のケースでは、懸賞品の額が売上額の2%を超えており、公取委は今年9月末、サントリーに注意するとともに、「全国清涼飲料工業会」にも同様の販売手法を取らないよう要請した。

 サントリーは9月初めに模型を入れる袋を中の見えるものに変更。同社広報部は「(中が見えない場合は懸賞品とした)この件は新しいルールが示されたものと考えている。今後は新ルールに従いたい」としている。