1リットルの涙 番組宣伝 画像


なぜ、泣ける本が流行しているのか?

亜也(沢尻エリカ)は、常南大学医学部付属病院の神経内科医・水野(藤木直人)から、脊髄小脳変性症であることを告知される。潮香(薬師丸ひろ子)、瑞生(陣内孝則)とともに家に戻った亜也は、無理矢理笑顔を作って気丈に振舞おうとするが、どうしても病気のことを受け止めることが出来ずにいた。「私まだ15だよ!? こんなのひどいよ! 神様不公平だよ!」と泣きじゃくりながら、潮香にそう訴える亜也。潮香は、亜也にかける言葉が見つからず、ただ彼女を抱きしめることしか出来なかった。
 その夜、潮香は、告知せずにもう少しようすを見るべきだったのではないか、と瑞生に話す。瑞生は、そんな潮香を叱咤し、俺たちが全力で支えてやればいいんだ、と彼女を励ます。


 あくる朝、亜也は、何事もなかったかのような元気な顔を見せ、潮香や瑞生を驚かせる。教室でも亜也は、努めていつもと同じように振舞っていた。
 一方、遥斗(錦戸亮)は、時折ぼんやりしている亜也のことが気になっていた。そのとき遥斗は、こっそり生物室のパソコンを見ていた亜也のことを思い出していた。亜也は、何故か見ていたページの履歴を消していたのだ。


 放課後、バスケット部の練習に出た亜也は、思ったように体を動かすことが出来ず、コーチの西野(佐藤重幸)に怒鳴られてしまう。まり(小出早織)や早希(松本華奈)は、そんな亜也のことを心配そうに見つめていた。


 同じころ、潮香は、水野の元を訪れていた。そこで水野は、亜也をただちに入院させ、薬の効果やリハビリの方法を確認したい、と潮香に申し出る。
 その夜、亜也は日記にこう書いていた。「目を閉じて、次の日が来るのがこわい。朝がきて、悪くなっているかもしれないと思うのが怖い。時間が経つのがこわい」と…。