堀江貴文 画像


◆「もちろん総理になりたい」

 堀江氏はこのたび、米CNNテレビのトーク番組「トークアジア」に出演し、「もちろん総理になりたい。ほかに誰か優秀な人が就任すれば別ですけど」と究極の野望を語った。

 2年後に宇宙旅行をビジネスとして成立させ「将来は火星や太陽系の先まで行ってみたい」という堀江氏。

 「金があれば何でも買える」との持論について問われると「目的を達成するうえで最も簡単なのは、まず金を稼ぐこと。例えば愛を告白するには自信がないとできない。自信を得る最も簡単な手段は金を稼ぐこと」と言い放った。

堀江氏、広島の若者に“成り金道”を説く

30億円自家用ジェットで広島入り1か月半ぶり“帰郷”
 ライブドア堀江貴文社長(33)が5日、広島大学の学園祭で講演を行った。広島6区から出馬し、惜敗した9月11日の衆院選以来、約1か月半ぶりの「お国入り」は、プライベートジェット機で敢行。講演では今後の選挙への出馬や、うわさされる広島カープの買収問題にはいっさい触れず、若者たちにひたすらお金持ちになる方法を伝授。“成り金”ぶりをアピールした。

 ホリエモンは、タケコプターではなく自家用ジェットで飛来した。羽田から広島空港まで約1時間15分。「約15人乗り」(関係者)のジェット機は、一説によるとホリエモンが米国で約30億円で購入したもの。広島入りに使用したのは初めてだ。

 「学生よ!ベンチャーをやれ!」と題した講演では、約1時間にわたって「お金」の話をし続けた。「日本は起業した方が得をする国」と“起業のススメ”を力説し、10万、20万円の資金から、1000億円をもうけるまでのモデル例と注意点を紹介。「自分も20、21歳のころはバイトもせず、ニートや引きこもりに近かった」と告白し「やりたいことが見つかるまでは、かじれるすねはかじったもん勝ち」と、カネのためならニートも辞さない姿勢を推奨した。

 衆院選以来の広島だったが、選挙の話題はほとんどなし。注目された広島カープ買収や、永遠のライバル・三木谷浩史社長(40)率いる楽天・TBS騒動への言及もなかった。満員となった1000人の若者たちへの講演を終えると無言で車に乗り込み、何かに勝ち誇ったかのような笑みをたたえて走り去ったホリエモン。6日は、選挙で本拠地となった尾道で講演を行い、選挙後に移転した同市内の新しい事務所を訪れる。(佐藤 奈央)