野ブタ。をプロデュース ズームインサタデー 画像


ドラマ中の弁当 公募 主役も思わず「うまっ」
 日本テレビ系の連続ドラマ「野ブタ。をプロデュース」(土曜後9・00)では、劇中に登場する弁当と通学かばんを公募で決定した。題して、「『野ブタ。をプロデュース』をあなたがプロデュース」。果たしてどんな作品が選ばれたのか――。

 このドラマは、白岩玄の同名小説が原作。本当は冷めているのにクラスの人気者を演じている修二(亀梨和也)と、親友と称して修二にまとわりつく彰(山下智久)の高校2年生2人が、転校してきた陰気ないじめられっ子の信子(堀北真希)を学校一の人気者にしようと、さまざまな作戦を展開していく物語だ。

 朝の情報番組「ズームイン!!SUPER」と合同で企画した弁当の一般公募には、幼稚園児の女の子から50代の女性まで、さらにはホームページを見た韓国の人からも含め、計1025通の応募があった。最終選考に残った5点の弁当を応募者が実際に作り、亀梨、山下らが試食して決定した。

 55歳の主婦が作った豚まんが丸ごと入った弁当や、料理好きの9歳の男子小学生が作った弁当など、ユニークな作品の中から選ばれたのは、「栄養と味のバランスを考えて、一生懸命愛情を込めて作った」という埼玉県の主婦井上治美さん(33)による弁当。

 実家が料理屋というだけあって、「梅としその豚肉団子」や「かぼちゃの和風茶巾(ちゃきん)」など、バラエティーに富んだおかずがいっぱい。亀梨は、苦手な梅干しが入った肉団子も、「これはなぜか食べられる。おいしい!」と絶賛していた。

 この弁当は、10月22日の第2話で放送。修二と恋人のまり子(戸田恵梨香)が一緒に弁当を食べるシーンで登場し、一口食べた亀梨が思わず「うまっ」と声を発してしまったほどだ。

 一方、通学かばんは、東京、大阪、名古屋のデザイン専門学校8校の学生から募集。全52点の中から、東京モード学園の中田奈緒さん(20)の作品が採用された。肩ひもの長さが調節でき、背負ったり肩からかけたり手で提げたりと、さまざまな持ち方ができるほか、ポケットを五つも付けた。亀梨は「財布なんかも入れられるし、便利」とご満悦だ。

 配色も、紺色とベージュ、灰色と緑など4種類そろえ、ファッション性を持たせた。「機能性を第一に考えてデザインした。自分の作品を身に着けてもらえるのはうれしい」と中田さん。山下は、「今までにないデザインだったので、すごくひかれた」と話していた。

 この通学かばんを、「ズームイン!!SUPER」で100個プレゼントすると告知したところ、はがきとメール合わせ、21万5000通もの応募が殺到。2000倍以上の倍率となる人気を呼んだ。ただ、残念ながら、市販の予定は今のところないという。
  続きを読む