Dr.スランプ アラレちゃん キャプチャー画像


則巻 千兵衛(のりまき せんべえ) (声 第1作・内海賢二/第2作・屋良有作
アラレを開発した天才科学博士。当初は彼が主人公であった。毎日発明をし珍作品を作り出す。作品タイトルの「Dr.スランプ」とは彼のあだ名であり、発明品には失敗が多いが、宇宙船やタイムマシンなども製作している。基本的にスケベで、アラレは奥さん用ロボットの試作として作られていた。また、突如劇画調に変化して笑いを誘うことも多い。3分間だけなら劇画調の姿でいられるらしい。ちなみに、毎日の生活費は発明品を村民に売り歩いて稼いでいる。

則巻 アラレ(のりまき アラレ) (声 第1作・小山茉美/第2作・川田妙子
千兵衛が作った人間型のロボット。作品の事実上の主人公。千兵衛の妹という設定で、村の中学園に編入学する。地球や月をも壊す怪力の持ち主。村人の前で自ら頭を胴体から外したりするが、村人もおとぼけばかりなため、ロボットだと気づかれない。かなりのおとぼけだが数学の能力だけは優れている。ロボットなために身体の成長がなく、平らのままな胸に悩む場面もあるが理由はブラジャーを着けたいためらしい。なお原作では画風の変化に伴い身長が次第に縮んでいった。燃料は「ロボビタンA」という液体(原料は海水)を哺乳瓶から飲む。原作のカラー画およびアニメ第1作では髪が紫色だったが、アニメ第2作では茶髪になった。
元々このキャラは特に考えられていたわけではなかったが、当時担当であった鳥嶋和彦から女の子を出せとしつこく言われ、アラレを考えたところ、鳥嶋からその子を主人公にしようと強引に決められたというエピソードがある。また、チャームポイントとして眼鏡をかけているが、これは作者のシャレ的発想によるもの。ただし作中では視力が悪く人間で言えば強度の近視になるということが理由として設定されている。作者はいずれ眼鏡は外すつもりだったらしいが、これがトレードマークとなってしまい、外すに外せなくなったようである。だが、作者は、アラレのおかげで眼鏡をかけることに抵抗がなくなったという読者からの手紙を読んで非常に嬉しかったようである。

則巻 ガジラ(のりまき ガジラ) (声 第1作・中野聖子/第2作・石橋千恵
通称「ガッちゃん」。アラレ達が原始時代にタイムスリップした時に持ち帰った卵から産まれた、羽根の生えた赤ちゃん。ゴム以外のあらゆるものを食べる。体の成長はないが定期的に分裂していく。連載の後半で2人になりその後も増殖し、未来では8人に増える。触覚から光線が出るなど、時によってはアラレをも上回る強さを誇る。実は地球に危険な文明が栄えたら食べ尽くすという使命で、神が原始時代に送り込んだ天使であったが、アラレが現代に連れて来たために神の計画は崩れてしまった。
ガジラという名前はゴジラガメラの造語であるが、アニメ版では著作権の都合からか第1作では「お皿が割れた音=ガッチャン」で『ガッチャン』を正式名称とし、第2作では「ガジガジかじるから」で『ガジラ』を正式名称とした、という設定。

山吹(則巻) みどり(やまぶき(のりまき) みどり) (声 第1作・向井真理子/第2作・皆口裕子
アラレたちが通う中学園の先生だったが、後に千兵衛と結婚して長男のターボをもうけ、さらに未来では長女のニトロと次男ももうける。ペンギン村随一の美人で聡明な女性だったが、結婚後は千兵衛・アラレ同様アホな一面が目立つようになる。漫画及びアニメの第1作はマリリン・モンローをモデルとしているが、2作目ではジョディ・フォスターをモデルとしており漫画及びアニメの1作目とアニメの2作目とでは外見が違う。

則巻 ターボ(のりまき ターボ) (声 第1作・三田ゆう子
千兵衛とみどりの長男。外出中に千兵衛が目を離している内に、地球に着陸しようとしていた宇宙船に轢かれ、命を失う。だが他の星の生物を死なせて騒ぎになるのを恐れた宇宙人による蘇生手術で、無事に生き返る。しかしその手術の副作用から超能力者になり、常に浮遊し0歳児にして話す能力を身に着ける(ただし天才バカボンハジメと違って赤ちゃん言葉)。家族は事故について知らず、超能力についても親バカを発揮している。さすがは千兵衛の息子として機械類に詳しく超能力で修理する。また、ガッちゃんの依頼でガッちゃん型時限爆弾も製造した。『ドラゴンボール』では、悟空のためにドラゴンレーダーを新しく製作した。最終的にドラゴンボールで最後まで使われたドラゴンレーダーはターボ君製。  続きを読む