児童買春　組織摘発画像

　（児童買春）
第四条　児童買春をした者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

　（児童買春周旋）
第五条　児童買春の周旋をした者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
　　２　児童買春の周旋をすることを業とした者は、五年以下の懲役及び五百万円以下の罰金に処する。

　（児童買春勧誘）
第六条　児童買春の周旋をする目的で、人に児童買春をするように勧誘した者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
　　２　前項の目的で、人に児童買春をするように勧誘することを業とした者は、五年以下の懲役及び五百万円以下の罰金に処する。

　（児童買春等目的人身売買等）
第八条　児童を児童買春における性交等の相手方とさせ又は第二条第三項第一号、第二号若しくは第三号の児童の姿態を描写して児童ポルノを製造する目的で、当該児童を売買した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。
　　２　前項の目的で、外国に居住する児童で略取され、誘拐され、又は売買されたものをその居住国外に移送した日本国民は、二年以上の有期懲役に処する。
　　３　前二項の罪の未遂は、罰する。

　（児童の年齢の知情）
第九条　児童を使用する者は、児童の年齢を知らないことを理由として、第五条から前条までの規定による処罰を免れることができない。ただし、過失がないときは、この限りでない。

　「児童買春・ポルノ禁止法案」なる法案が、国会で審議中です。ひとことで言えば、１８歳未満の者との売春行為に厳罰を加え、ロリータポルノ（児童ポルノ）の販売や陳列を禁止するという法律です。ここではネットの表現に関わりそうな点と、ロリータポルノの入手に絞って話を進めたいと思います。

　この法案では、「児童」とは１８歳未満の者をいうとしています。条文によると児童ポルノとは、「児童の性交等に係る姿態を描写したもの」、あるいは「児童の性器またはこう門を視覚により認識できる方法により描写したもの」なのだそうです。しかし、もうひとつ「児童の衣服の全部または一部を脱いだ姿態で、性的好奇心をそそるもの」も児童ポルノとされ、頒布、販売、陳列は３年以下の懲役または３００万円以下の罰金とされるのです。ちなみに裏ビデオなどの猥褻物頒布の場合は、２年以下の懲役または２５０万円以下の罰金にすぎません。この法案では、「児童ポルノ」に関してかなりの厳罰を科しているといえます。

　しかし、どうやって「性的好奇心をそそるもの」を客観的に判断するというのでしょう。警察の胸ひとつで決まってしまうのではないでしょうか。この法案なら子供の裸が写っている家族写真でも児童ポルノだとこじつけることができてしまいます。コンビニで売っている今なら誰でも買うことができるような写真雑誌ですら摘発の対象となるでしょう。

　さらに驚いたことに、写真だけでなく絵までも取り締まりの対象とするというのです。制定運動を進めている女議員は、統一教会系の新聞のインタビューで絵はモデルが特定されるものだけを対象とするとも言っています。それでもネットに安達祐実に似た子の危なげなＣＧやアイコラをアップしたら、児童ポルノ陳列の罪で３年も刑務所にぶち込まれかねません。それにこの法律は３年以内に見直すことになっており、その機会に子供のように見える絵でエッチを描いたら即タイホというように改悪されるかもしれません。

　今回の法案では、個人の単純な所持は禁止されるだけで罰則などはありません。しかし、「児童ポルノ」を持っているだけで懲役にするよう求めて運動している団体があります。麻薬なみの扱いを想像すればいいでしょう。万一、３年以内の見直しの際にこの主張がいれられたら、ネット上でロリ画像を見ただけでハードディスクのキャッシュが所持とされ、逮捕にまで至る恐れがあります。アメリカでは、修理に出したハードディスクからロリ画像が見つかり、警察に密告され逮捕された例があります。

　プロバイダも無傷ではすみません。９０年代に児童ポルノ所持を刑法上の犯罪としたドイツでは、９８年５月にコンピュサーブ・ドイツの元責任者が児童ポルノを流通させたとして有罪判決を受けました。その内容は、罰金１０万マルク（約７８０万円）、執行猶予つきながら懲役２年という厳しいものです。プロバイダは「膨大なネットのコンテンツすべてをチェックするのは不可能」と反論したのですか、認められませんでした。このような事態が日本でも起きるかもしれません。

　「児童買春・ポルノ禁止法案」は、現在衆議院で審議されています。この悪法を提出した自民・社会・さきがけが、６月の参院選で負けてくれたので、少しですが見通しが明るくなってきました。

　法案は、まず議員運営委員会に図られ、厚生委員会や文教委員会などの委員会におろされて国会議員からなる委員が審議します。与党は児童福祉のからみということで厚生委員会にかけてさっさと成立させてしまおうとしました。しかし、法的に問題が多いということで民主党が法務委員会におろすことを主張し、その通りになりました。法務委員会は金融法案など過密スケジュールで、今のところ実質的な審議はほとんどされていないようです。

　実際に「児童買春・ポルノ禁止法案」には、法的な問題が多くあります。事前検閲を防ぐため猥褻罪には製造罪がないのにこの法案では児童ポルノの製造をも処罰するなど、法の整合性だとか表現の自由、検閲の禁止に触れるところが多いのです。法律に詳しい議員がちゃんと審議すれば、かなり修正されるはずです。ベストなのはこのまま衆議院が解散されれば、ロリコン禁止法は自動的に廃案になります。逆に経済危機騒動がひと段落したら、国会はヒマになるのでドサクサにまぎれて成立してしまうかもしれません。最悪のパターンとしては来年１月からの通常国会で可決成立して３ヶ月程度の周知期間をおき早ければ４月ごろ施行されてしまうかもしれません。どういうわけかネット界からの反論はほとんど見られないのですが、この法案の行方を注視し、修正を求めることも必要でしょう。

　いずれにせよ現在のロリコン禁止法に反対している政党は民主党だけです。この民主党にしても児童買春やポルノを規制すること自体に反対というわけではなく、表現の自由を脅かす恐れのある現在の法案に反対しているだけなのです。ですから民主党が納得するかたちに修正されたら、満場一致で可決ということもあり得ます。

　「児童買春・ポルノ禁止法」制定運動は、もともと児童ポルノに反対する市民団体が国際会議に主席し、日本の取り組みが甘いと指弾され女性議員に働きかけて始めたものでした。日本の政治を動かすのに最も力のある「ガイアツ」が元なので、仮に今回は廃案となったとしても、数年以内に別のかたちで成立するのは間違いないと思います。

　ロリ禁止法ができると、今まで合法だったソフトロリ画像すら入手困難になります。ロリータ系ホームページは、全滅するでしょう。今ならばロリ画像を手に入れるには、『危ないリンク』（http://home.interlink.or.jp/~jm2nyw/NYW.htm）からロリページをたどっていくのが良いでしょう。ワレメが見えない程度のソフト系のものならロリ禁止法が施行されるまでは買うのも売るのも決して違法ではありません。なにもビビる必要はないのです。

　最近の非合法ロリの動向ですが、７月にオウム真理教組織をまねた児童ポルノのグループが大阪で一斉検挙されました。ｊａＡＬ（ジャパンオールロリータ）なる組織で、メンバーは２２人。警察発表によると、睡眠薬の研究をする｢実験部｣や警察の動向を監視する｢桜田門牽制部｣を設置していたということです。逮捕されたのは、正規メンバー４人のほかに少女を睡眠薬で眠らせわいせつ行為をした薬局経営者、タイ人の少女を相手に買春してその現場の写真を売ったマンガ家、１０歳の娘をポルノに出演させていた母親など愛好家１８人です。

　実は私も怪しげなロリコンコミュニティーに加わった経験がありますが、がっちりした隊組織のようなものではなく、メーリングリストを利用した不定形な愛好家の画像交換の場とでもいうようなものでした。インターネットで知り合ったような人たちが本当にｊａＡＬのような強固な組織が作れるのか、警察発表はかなり疑問です。この事件は「児童買春・ポルノ禁止法」が国会に提出され審議に入るころに起きました。どうも情報操作のニオイがします。

　外国のロリコン組織はさらに凶暴です。９６年にはベルギーを中心にヨーロッパ数カ国で多くの子供を誘拐し、児童ポルノを製作している組織の存在が明らかになりました。なかには１年以上も監禁され、繰り返し強姦された上に餓死させされた子供も複数いました。顧客には有力政治家が加わっているとも噂され、捜査が進展しないことから数万の市民が街頭デモを行う騒ぎになり、政治問題化しました。９８年にもオランダで同様の組織の存在が明るみに出ました。ヨーロッパ全土をつなぐ児童売買と児童ポルノ製作組織の存在が見え隠れしています。しかし、市民団体に情報を提供した人物が何者かにより殺害され捜査は暗礁に乗り上げてしまいました。

　これらの組織は主にインターネットを利用して画像を配信していました。顧客が指定の銀行口座に金を振り込むと暗証番号が知らされ、インターネットで約三万枚の画像を見られる仕組みです。組織が壊滅したという話は聞きませんので、いまでもどこかで活動しているはずです。押収された顧客名簿には全体で数百人以上、日本人も数十人以上載っていたといわれています。ですからあなたも加わろうと思えば入れるでしょう。もちろん、今の日本でしたらリストに載っていたとしても何の罪にも問われません。ヨーロッパで３０代の微生物学者がロリータ画像の交換グループに加わっていたことがバレて自殺したという事件がありました。ロリ禁止法ができたらこんなことも起こるかもしれません。

　チャイルドポルノのようなハードなものは、日本でも猥褻物として取り締まられていますので、入手は少し難しいです。掲示板やニュースグループを使ってロリ友達をつくることから始めるべきです。ロリコンの人は意外にやさしくて親切なので、そう難しいことではありません。ただし、「くれ〜　くれ〜」とタコみたいにねだるばかりでは相手にされません。まぁ、ロリ好きの人は一冊ぐらいはロリ写真集を持っているでしょうから、そいつをスキャナで取り込んで送るなどして誠意を見せ、信頼され仲間として認められることが大切です。そういった人たちと仲良くなればメーリングリストに声を掛けてくれたり、秘密のページを教えてくれたりします。私の加わっていたロリコンコミュニティーでは、リーダー格の人が自宅のマシンをサーバーにして、そこで数万枚のチャイルドポルノ画像をやり取りしていました。

　凶暴なヨーロッパロリコン組織へのアクセスは、英語のロリータニュースグループに画像を投稿していると向こうから声を掛けてくると聞きました。もちろんある程度の語学力と運が必要です。しかし、なによりこの世界はコネが一番大切です。何回も同じ名前でロリ画像を投稿していれば、すぐにちょっと名の知れた存在になります。そうすれば声を掛けられる可能性もずいぶん増えるはずです。

　いずれにせよ「児童買春・ポルノ禁止法案」が成立したら、チャイルドポルノ画像の入手は圧倒的に困難になります。急いだ方がいいでしょう。