NHK不祥事 今度は放火魔記者 画像

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 大津市で4―5月に11件相次いだ連続放火事件を捜査していた滋賀県警捜査一課と大津署などは5日、大阪府岸和田市の建築現場で6月にあった放火未遂容疑で、NHK大津放送局の記者の男(24)を逮捕。容疑を認め、連続放火事件への関与も自供している。受信料不払いが続くNHKにとどめを刺す超ド級の不祥事発覚だ!


 男は「大津市内の火事も自分がやった」と自供。動機について「いろいろ悩んでいた」と供述しているという。

 調べでは、男は6月5日午前1時ごろ、岸和田市磯上町の民家の建築現場で、段ボール箱に火をつけ、家屋を焼損しようとした疑い。当時は、病気を理由に岸和田市の実家に帰って一時入院しており、現場は実家の近く。大津市の事件の捜査員が、付近を警戒中だったという。

 県警によると、大津市の連続放火は4月23日から5月15日にかけ、JR大津駅東側の半径約250メートルの範囲内の住宅地で11件が発生。このうち15日未明には民家1軒を全焼したが、いずれもけが人はなかった。1件は男自らが通報していた。

 県警は岸和田市の自宅のほか、勤務先の大津放送局などを同日までに家宅捜索、パソコンやメモ、ライターなどを押収した。携帯電話に出火直後の火災の様子を撮影した画像が残っていたという。

 県警は当初から放火とみて捜査。男が全焼した民家の向かいのアパートに住み、出火直後、住民が顔つきやひげなど男によく似た人物を目撃していたことも分かっていた。

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放火のNHK記者を送検

 大津市の連続放火事件を捜査していた滋賀県警大阪府警の合同捜査本部は6日、大阪府岸和田市の建築現場への放火未遂の疑いで、NHK大津放送局の記者の男(24)を送検した。

 男は容疑を認めた上で「いろいろ悩んでいた」と供述。同本部は事件の動機や、自供した大津市の事件へのかかわりについてさらに追及する。

 調べでは、男は6月5日午前1時ごろ、大阪府岸和田市の自宅から約300メートル離れた建築現場で玄関先にあった段ボール箱に火を付け、家屋を焼損しようとした疑い。「ライターで火を付けた」と供述している。
NHK記者、連続放火で逮捕

 NHK大津放送局記者の笠松裕史容疑者(24)が5日、放火未遂などの疑いで逮捕された。6月、大阪府岸和田市の建築現場で段ボールに火を付けた疑い。大津市で4月下旬から5月上旬にかけて起きた、11件の連続放火事件への関与も認めている。当時は滋賀県警担当で事件や事故を取材。携帯電話には、出火直後の火災の様子を撮影した画像が残っていたという。

 大津市で最初の放火事件が発生したのは4月23日。第1通報者が笠松容疑者だった。消火器を抱え、ゴミ置き場を消火していたという。以来5月15日にかけた週末の未明などに、JR大津駅東側の半径約250メートルの範囲の住宅地で計11件が発生。うち15日未明には1時間に数件が起き、民家1軒を全焼した。けが人はなかった。14日夜、同容疑者は飲み歩いていた。その後、犯行に及んだとみられる。

 この間の捜査で、同容疑者が全焼民家の向かいのマンションに住んでいたことや、出火直後に住民が似た人物を目撃していたことなどが判明。何度か警察の事情聴取を受けたが、否認していた。

 5月16日からは休暇を取り「体調が悪い。検査入院する」として大阪府岸和田市の実家に戻った。21日から入院したが、一時帰宅していた6月5日午前1時ごろ、実家近くの民家の建築現場で、段ボール箱に火を付けたという。滋賀県警の捜査員が付近を警戒中で、これが逮捕容疑になった。

 同容疑者は10月26日に退院。今回の聴取に「自分がやった」と犯行を認め「いろいろ悩んでいた」などと泣きながら供述しているという。大津署は、勤務先のNHK大津放送局などを家宅捜索し、パソコン、ライターなど126点を押収した。携帯電話には、火災の様子を撮影した画像が保存されていたという。

 連続不審火を自分で報道したのではという“自作自演”説もあった。NHKは、全焼の火災では警察連絡より早く、当直記者に発生を連絡していたことは認めた。しかし、実際に取材したのは、別の記者だったと強調した。
NHK大津の記者放火未遂事件で橋本会長が謝罪
 NHKの橋本元一会長は6日午前、総合テレビの番組「永井多恵子のあなたとNHK」に出演し、大津放送局の記者笠松裕史容疑者(24)が放火未遂容疑で逮捕されたことに関し「被害に遭われた方々や関係者、視聴者の皆さまに心からおわび申し上げます」と深々と頭を下げて謝罪した。

 番組の冒頭、永井多恵子副会長が事件の概要を説明。続いて橋本会長が黒色のスーツ姿で登場し「重大な犯罪を引き起こしたことは決して許されず、ざんきに堪えません」と苦渋の表情で話した。

 さらに「私はこの事件を極めて深刻に受け止めている」と述べた上で「新たな覚悟と決意を持って、全身全霊をかけ、視聴者の信頼回復に努めていく」と組織の立て直しに全力を挙げる決意を示した