ハッスルマニア 和泉元彌 レイザーラモンHG 画像2

ハッスルマニア 和泉元彌 レイザーラモンHG 画像2

ハッスルマニア 和泉元彌 レイザーラモンHG 画像3

ハッスルマニア2005
2005年11月3日(木) 横浜アリーナ 観衆=1万4573人(満員)

メインハッスル 無制限1本勝負
○HG
“キャプテン・ハッスル”小川直也
“ハッスルあちち”大谷晋二郎 13分00秒
掟破りの逆M字固め インリン様
“モンスターK”川田利明
アン・ジョー司令長官
セミハッスル ハッスルスーパータッグ王座選手権 無制限1本勝負
金村キンタロー
田中将斗 10分9秒
53歳
→片エビ固め 安田忠夫
天龍源一郎
天龍源一郎安田忠夫組が初代王者に
第4ハッスル 無制限1本勝負
ハッスル仮面レッド
ハッスル仮面ブルー
○ライオセイザー 11分58秒
セイザースープレックス ザ・ネオ・デビル・ピエロ1号
ザ・デビル・ピエロ2号
ジャスティライザーグレン●
第3ハッスル 無制限1本勝負
鈴木健想 with 鈴木浩子 8分54秒
空中元彌チョップ
→片エビ固め 和泉元彌 with セッチー鬼瓦軍団
AKIRA
ミスター鬼瓦
第2ハッスル 無制限1本勝負
長州力
藤原喜明 7分18秒
右ストレート
→片エビ固め 坂田亘
マーク・コールマン
第1ハッスル 無制限1本勝負
○Erika
マーガレット
デビル夫人 14分48秒
ダイビングエルボードロップ
→片エビ固め アリシンZ
ブランカX●
ジャガー
オープニングハッスル 無制限1本勝負
カズ・ハヤシ
○ジミー・ヤン 7分43秒
ヤンタイム
→片エビ固め 飯伏幸太
石森太二

レイザーラモンHG、フォール勝ち
インリン様に逆M字
 HG、インリン様を逆M字殺フォー!! メーンの6人タッグマッチはハッスル軍に加わったHG(29)=レイザーラモンHG改め=が下半身技を連発して大活躍。高田モンスター軍ナンバー2のインリン様(27)を「掟(おきて)やぶりの逆M字固め」で棺桶(かんおけ)送りにした。高田総統は「私がインリンを再生させる」と約束した。 

 これがハードゲイの力だ。「インリンなんて、ノー興奮」。相手がどんなセクシー衣装を着けようと、全く関係なし。インリン様のエロパワーを封じたHGが、必殺技のHG三角絞めをさく裂。インリン様の顔に容赦なく股(こ)間を押しつけ、デビュー戦を飾った。

 ピチピチの戦闘コスチュームで花道を入場したHGは、準備運動とばかりに高速で腰を振りながらリングイン。序盤はインリン様のムチの餌食にされたが「夜な夜な練習していた」という、自慢の股間で反撃開始。インリン様をコーナーに追い込むと、股間をゴシゴシと相手の顔にこすりつけ攻め込んだ。

 この荒技に、インリン様は失神寸前。普通の男なら手を緩めるところだが、ハードゲイだからお構いなし。股間に相手ののどを挟み込んで絞め上げるHG三角絞めで、インリン様はついにコト切れた。

 「ハッスル軍は見事に勝利フォー」。勝利の雄たけびを上げたHGは、その直後に登場した高田総統をも圧倒。「私はオカマじゃありませんよ。パンツ一丁のあなたを想像しただけで夜もろくに眠れない。今日はセックスに例えるなら前戯。まだまだこれからですよ」と一蹴(いっしゅう)した。

 試合後「きょうは(疲れたので)腰を振るのはもう勘弁。大好きなバナナを1本食べてから寝たい」とHG。

 しかし「川田選手と高田総統は最高。やっぱりイっちゃいそうになった」とハードゲイぶりも忘れない。

 「世界フォー。ハッスルをWWEを超える団体にしたい。今後は芸能界との二足のわらじでやりますよ」。ハッスルに頼もしいハードゲイのエースが誕生した。
【ハッスル】HG、掟破りの逆M字!本格参戦決定フォ〜!
HG、強いジャン。宿敵インリン様を失神葬。「フォ〜ッ!」連発。歓喜を放出させた=撮影・荒木孝雄
ハッスルマニア2005(3日横浜アリーナ、観衆=1万4573=満員)最終戦争と銘打たれたメーンの6人タッグ戦で、プロレスデビューのお笑いタレント・レイザーラモンHG改め、「HG」が、魅せるファイトの1人舞台。得意の光速ピストンで高田モンスター軍の宿敵、インリン様を失神させ、逆にM字ビターン固めでフォール。負けたら即刻解散だったハッスル軍の危機を救ったHGが、ハッスルの新エースに躍り出た。今後もハッスルマット継続参戦を高らかに宣言だ。

試合結果へ

ただものではないぞ、HG! プロレスデビューのお笑いタレントが高田モンスター軍を蹴散らした。高い打点のドロップキック、三角絞め…。繰り出す美技に会場からのどよめきが起こる。

宿敵インリン様をコーナー下にダウンさせると、股間をその美顔に打ちつける秘技、顔面ウォッシュならぬ「PW」を披露。最後は「HG三角絞め」でインリン様の顔を股間に挟むと、光速ピストンで誇り高い女王を失神葬の逆M字固め。解散の危機にあったハッスル軍を救ってみせた。

同志社大プロレス同好会に所属。「京都統一王者」にもなり、現新日本の棚橋弘至とも対戦したプロレスマニアだが、「プロのリングはすごい。自分の動きは10点、20点の世界」と苦笑い。

だが、睡眠時間を削ってまで練習を続けたHGへ、キャプテン・ハッスル小川直也(37)も「おまえが主役だ」と脱帽。締めのポーズも任された新エースは「川田さんとやりたい。ハッスルがWWEを超える団体になるように手助けしたい」と継続参戦も宣言。いつまでもその腰を振り続けた。

インリン様初黒星…
高田総統から与えられた新しいムチをうならせて、ハッスル軍へ引導を渡そうと壮絶なファイトを見せたインリン様。M字固めにM十字と、髪を振り乱して暴れ回ったが、HGのピストン攻撃に、顔をゆがませ失神。プロレス5戦目にして初黒星を喫した。総統からも「よくやったインリン、ゆっくり休むがいい」。意識を回復しないまま、代わって新たに高田モンスター軍ナンバーツーとなった川田の両手に抱え上げられ、リングを去った。

大盛況!11月3日はハッスルマニアの日!?

 11月3日が「ハッスルマニアの日」になる!? 和泉元彌とHGのプロレスデビューなど大盛況だったハッスルマニアから一夜明けた4日。主催のDSE関係者が「11月3日といえば『ハッスルマニアの日』と言われるようにしたい」と手応えをつかんだ。狂言ハードゲイとの奇跡的な「異文化交流」に成功。「文化の日だけに、どんどん新しい文化をつくっていければ」と、来年以降も継続して「11・3」にこだわる。

 今回の成功で、引き続き和泉元彌とHGには出場を要請する構えだ。DSE側は「新たな芸能人の出場もあり得ますね」と、さらなるサプライズに含みを持たせた。芸能人の参戦に対する抵抗もなくなったと認識している。

 盛り上がりを証明するかのように、試合当日は結果を速報する公式ホームページへのアクセスが100万件を突破した。橋本真也さんが亡くなった7月11日に匹敵する数字。別の関係者は「今回の場合は試合の時間帯に集中したので、パンク寸前でした」とうれしい悲鳴だ。4日も朝から事務所には各種問い合わせが殺到するなど、さらにヒートアップ。毎年11月3日は、ハッスルマニアから目が離せなくなる。