またまた判明!社会保険庁・終わりなき年金ムダ遣いの実態 キャプチャー画像


スーパーモーニング テレビ朝日 2005/11/22 08:00〜

社会保険庁が年金資金を利用して全国に作った福祉施設は6300億円の評価損を生み出している。政府はこういった施設を売るために新しい天下り組織とも言える独立行政法人・年金健康保険福祉施設整理機構(RFO)も設立している。こういった施設、組織の必要性を問う特集。総工費208億円をかけて建設された鹿児島県指宿市グリーンピア指宿」は昨年わずか6億円で民間に投げ売られた。今後も福祉施設が同等の割引率で売却されれば、年金資金への還元どころかRFOの運営資金にも満たない。今年閉鎖された和歌山県田辺市「ウェルハートピア南紀田辺」を取材。第三次内閣改造時の小泉首相の会見。社会保険庁運営部・中野寛企画課長、民主党長妻昭議員、永沢徹弁護士、年金資金運用基金・浅利裕福祉部室長(2003年当時)のコメント。

社会保険庁が年金資金を利用して全国に作った福祉施設のムダを取材。今年閉鎖された和歌山県田辺市「ウェルハートピア南紀田辺」を取材。こうした施設を運営してる天下り団体は利益剰余金として約2000億円をため込んでいるとの指摘。民主党長妻昭議員、永沢徹弁護士のコメント。

社会保険庁が年金資金を利用して全国に作った福祉施設のムダを取材。こうした施設を運営してる天下り団体は利益剰余金として約2000億円をため込んでいるとの指摘。運営団体は原則解散の方針で、社会保険庁側は利益剰余金を最終的には国に納付する方針を強調。しかしその精算作業中に天下り役員へ利益剰余金から多額の退職金が支払われる可能性が危惧される。社会保険庁運営部・中野寛企画課長、民主党長妻昭議員のコメント。

社会保険庁が運営していた年金福祉施設は民間への売却が進んでいるが、その売却額は簿価の約3%程度で、売却益が再び年金資金に戻るどころか社会保険庁がこれらの施設を売るために設立した法人・RFOの運営資金にすら満たない。紀藤正樹弁護士、評論家・石坂啓氏のコメント。