耐震強度偽装問題 ヒューザー キャプチャー画像


耐震強度偽装問題 ヒューザー キャプチャー画像2

ヒューザーが50万入金 マンションの一部住民に

 耐震強度偽装問題で、震度5強で倒壊の恐れがある7棟のマンション住民の一部に対し、販売主の「ヒューザー」(東京都千代田区)が、慰謝料などとして50万円の前払いを始めたことが9日、分かった。
 同社は11月26日、販売価格に慰謝料など6%を上乗せし、106%で物件を買い戻すと提案。支払いはこの一部に当たるとしている。すでに移転費用などを受け取った住民には、差し引いた額が支払われたという。
 「誠意があれば、もっと早く支払われたはず。ヒューザーには期待しない」と不満を口にする住民もいた。同社は「口頭ではお答えできない」としている。

自民森派ヒューザーなどの献金計660万円返却へ
2005年12月08日19時00分

 自民党森派政治団体清和政策研究会」は8日、耐震強度が偽装された建物の建築主や検査機関などから献金を受け取っていたことを明らかにし、01〜04年の献金計660万円を返すことを決めた。清和研は「政治資金は法律に従って適正に処理している。政治資金を寄付者に返還し、被害者救済に役立てていただくようお願いした」という談話を発表した。

 清和研によると、受け取った献金は、構造計算書が偽造されていたマンションの建築主ヒューザーから、政治資金パーティー券購入費として03年と04年に100万円ずつ計200万円▽建築主「東日本住宅」から政治資金パーティー券購入費として04年に60万円▽偽装の見逃しが明らかになった検査機関「日本ERI」の鈴木崇英社長個人から04年4月27日付で100万円▽鈴木氏が02年5月まで社長を務めたユージー都市建築(東京都港区)から、政治資金パーティー券購入費として01、02、03年に100万円ずつ計300万円――の計660万円。

 森派をめぐっては同派の伊藤公介元国土庁長官が11月、ヒューザー小嶋進社長と一緒に国土交通省幹部と面会したことがわかっている。  続きを読む