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指示受け会見?北川和美さん無表情の謎
 彼女は真意は? 2003年8月に亡命した北朝鮮から突如帰国した大阪市の元飲食店員北川和美さん(31)。前日3日の帰国会見では無表情で、抑揚のない口調が注目を集めた。日刊スポーツでは大阪府心理療法カウンセラーに分析を依頼。各ワイドショーが報じる北川さんの過去の表情と比較。北川さんが「いやいや連れて来られた患者に似ている」などとして、帰国会見での発言の信ぴょう性に疑問を投げかけた。

 「北朝鮮政府の方には、人道的に接していただいた」−。帰国会見で北川さんの様子は見る者の関心を誘った。「日本が恋しくなった」として帰国したのに、無表情。か細い声の棒読み口調…。4日のテレビ朝日系「ワイドスクランブル」で紹介された03年12月時点の平壌でのインタビュー映像では、笑顔で「買い物にも行きます」と語る姿があった。会話や表情で内面を推察するカウンセラーはそのギャップに首を傾げる。

 「この表情のなさは、目の前にいる人たちに『どう思われるか怖い』という意識が強いと思われる。本当の自分を見せたくないと心から思うとき、人間はああいう表情になりがちです」。また「彼女はオドオドしていません。心の中に何事かへの怒りがあると、そう振る舞うことができる場合があります」とした。

 会見の北川さんに似たケースとして、過食−嘔吐を繰り返した女子大生を挙げた。自らの意思に反し、母親に連れて来られたという。「北川さんの表情、遠くを見るような目つきで、彼女のことを思い出しました。『自分が変わらなきゃいけない』という意識を感じさせないという点で、2人の雰囲気は似ています」と指摘。女子大生は「お母さんのために治すのはイヤ」として、カウンセリングに通うことをやめたという。

 会見の北川さんは“北朝鮮からの指示”を「ないです」と否定した。しかし、カウンセラーは「比較的落ち着いた感じで記者の質問に対応していた。視線を真っ直ぐにできるのは、伝える内容が頭の中で整理できているから。ということは、やはり何かを言わされていると考えることができるのではないでしょうか」と話した。
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